しゃち
Shachi
ブログに訪問いただきありがとうございます。
1人で過ごすのが大好き、30代の女性です。園芸歴はいつの間にか20年越え。
だけど、ゆるゆるな感じで日々植物を眺めています。
このブログでは経験をもとに、植物栽培を始めたいという方の力になりたいと書いています。
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この記事は、 こんな方に向けて書いています
しゃち Shachi
▼1人でのんびり過ごすのが好きな30代女性
▼好奇心旺盛で色々挑戦する中、栽培歴が20年を超えているという事実が発覚。
日々ゆるゆると植物を育てている経験をもとに、みどりがある暮らしを楽しむアイディアをお伝えしています。
しゃち Shachi
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しゃちです。ブログにご訪問いただきありがとうございます。
ハオルチアを育てていると、斑入りハオルチアという個体を知る時が来ると思います。
その見た目の美しさから新たに育ててみたいという気持ちも出てくるでしょう。
しかし、ハオルチアをまだ育て始めたばかりの人だったら、
斑入りハオルチアって何?
って感じですよね。
そこで、今回は斑入りハオルチアに興味が出てきた方向けに斑の種類や、育てる中で私が感じたメリット・デメリットをお話したいと思います。
こちらの記事では、軟葉系ハオルチアと硬葉系ハオルチア両方とも同じ説明をしています。
そもそもハオルチアってどんな植物?と初めて知った方はこちらの記事もどうぞ。
他のハオルチアに関する情報はこちらから確認できます。
そもそも斑入りハオルチアとはどういうハオルチアなのでしょうか。
“斑”の読み方は?
ふ?はん?まだら?
“ふ”と読むことが多いです!
斑(ふ)
…葉緑素が少ない、もしくは無く、色が薄くなったり白くなったりする部分
世の中に存在する斑入りハオルチアは、斑が出た個体をかけ合わせたりして、どんどん斑が多く入った個体を増やしていったようです。
斑入りのハオルチアはどのような見た目をしているのでしょうか。
下の写真は、私が育てている斑入りハオルチアです。
軟葉系ハオルチア”オブツーサ錦”
硬葉系ハオルチア”レインワルディー錦”
白色と緑色が混ざっている!
斑入り品種はきれいな子がとても多いです。
斑入りハオルチアは、品種名に錦がついて呼ばれることも多いです。
上記のハオルチアも、緑一色の個体は、”オブツーサ”、”レインワルディー”と呼ばれます。
その個体から突然変異などで斑が入った個体が”オブツーサ錦”、”レインワルディー錦”という名前になるのです。
斑入りハオルチアには、色々な呼ばれ方があります。
そこで、この項目ではよく見る斑の呼ばれ方をまとめてみました。
1つずつ見てみましょう。
線のような斑が葉に入ります。
一番よく見かけるタイプで、品種によっては手に届きやすい価格帯の苗も多いです。
タイガーピグ錦
斑が占める割合が多めできれいに入っていると、極上斑と呼ばれて販売されている子もいます。
名前の通り、見た目がとても派手に見える位、斑が入っているものを指します。
私の感覚的には斑の割合が全体の6割以上を占めていたら派手斑と呼ばれることが多い気がします。
瑠璃殿錦
葉の表側(上から見た時に見える面)が全て斑で、葉の裏側にのみ緑色が入る斑の名称です。
裏側の緑も少し白がかって薄く見えます。
非常に美しい子が多く、高値で取引されていることも多いです。
“白蛇伝”というハオルチアは、大変綺麗な糊斑品種なのですが、メルカリではいつ見ても数万円以上しています…!
それはよっぽど自信が無いとお迎えするのが怖いね…。
下の写真はタイガーピグ錦です。
完全な糊斑個体ではありませんが、中心の方にある葉は糊斑になっていました。
タイガーピグ錦
残念ながら完全なる糊斑個体はまだ持っていません。
きれいな個体は本当に高額なのです…。
全斑は葉緑素を全く持たない、真っ白な個体です。
その姿から、通称”おばけ”などと呼ばれています。
見た目は本当に真っ白で大変美しいです。
しかし、光合成が全くできないので、誰かに依存しないと生きていけない悲しい子でもあります…。
五重塔錦
紅葉していてわかりにくいですが、こちらのハオルチアは子株にお化けが出ました。
(オレンジになっている部分は全て斑です。)
きれいですが、親株から外すとみるみる枯れてしまうので、生まれてしまった場合は残念ながらこのまま育てるしかありません。
ここまで斑入りハオルチアについてお話してきました。
では、斑入りハオルチアを育てるメリットとデメリットはあるのでしょうか。
もちろん両方あります!
世の中何事も片方だけなんてことないよね。
ここでは、私が栽培してきた中で感じたことを紹介します。
タップで各項目に飛びます。
正直、どんなにデメリットがあろうとこれだけですべてをねじ伏せることができるのではないでしょうか…。
ということは、デメリット多いんだね?
それはとりあえず後に回しておきましょう!
斑入りハオルチアは緑の中に散りばめられたような白い斑が追加されることにより、より一層宝石のような印象を与えます。
私自身も、ハオルチアの栽培に慣れてからは、斑入り品種ばかり買うようになりました。
また、苗によって1つとして斑の入り方が同じものは無いので、コレクションするにも大変価値があります。
斑入りハオルチアは季節や環境によって、斑の部分が紅葉することがあります。
それはオレンジ色だったり、ピンク色だったりしますが、その変化を楽しむという点でも斑入りハオルチアは観賞価値が高いと個人的に感じています。
紅葉前
淡いピンク色に紅葉中(12月に撮影)
では、育てるうえで大切になるデメリットも見てみましょう。
タップで各項目に飛びます。
斑が多いということは、=葉緑素が少ないということになります。
葉緑素が少ないということは、光合成をできる部分が少ないということなので、成長するための栄養素をなかなかつくり出すことができません。
そのため、斑が多い個体であるほど、成長速度がゆっくりでなかなか育たないというデメリットがあります。
また白い部分が多いゆえに、強い日差しを浴びると一気に葉が焼けて弱ってしまうこともあります。
そのため、斑が無い緑一色のハオルチアよりも気をつかって育てる必要があります。
私の経験上、夏場は完全に日陰に置いて育てています。
そのおかげか、今のところ派手斑のような斑入り品種でも枯れたことはありません。
ただ、品種によっては元々弱い子もいるかもしれないから、栽培環境での管理方法が確立するまでは気を付けないとね。
また、これも個人的な感覚ですが、軟葉系ハオルチアよりも硬葉系ハオルチアの方が斑入り品種も強いように感じます。
こちらも品種によると思いますが、夏場も日にガンガン当てても、特に枯れたことはありません。
ハオルチアを枯らしそうで不安という方は、まず硬葉系ハオルチアから育ててみるのもいいかもしれません。
これは、派手斑といった斑の割合が高いハオルチアに言えることかもしれません。
購入した時は緑の部分があっても、成長する葉が全斑(緑が無い真っ白な葉)しか出て来なくなった場合、最終的には”おばけ”になって枯れてしまうリスクがあります。
これは、植物が決めたことで私達にはどうすることもできません。
もしそういう葉しか出てこない場合は、緑の葉が残っている葉を使って葉挿しを試みるか、いつか枯れる日まで大切にしてあげる覚悟をした方がいいかもしれませんね。
葉挿し
…もいだ葉から発芽と発根をさせ、もいだ葉と同じ苗をつくり出すための作業
逆に斑が無くなる可能性もあります。
購入当時は斑がきれいに入っていても、新たに出てくる葉に斑が無い場合、そのまま成長させるとゆくゆくは斑抜けハオルチアになってしまいます。
この場合は、むしろ普通の個体に戻るだけなので将来枯れることはありません。
しかし、斑が無くなるとかなりショックです……。
そのため、斑がきれいに入っている葉で葉挿しをしたり、子株ができることでまた斑が入った苗を生み出すことができる可能性があります。
私は、過去に緑の葉に変わってしまった部分から胴切りを行い、そこから斑が入っている子株を新たに芽吹かせることに成功したことがあります。
胴切り
…多肉植物を途中からテグスや刃物で切り、それぞれ別の個体として新たにを増やす方法
斑入り品種は、普通の斑無し品種に比べて基本高い傾向になります。
それは、勿論きれいだからです。
そのため値段を高めに設定しても売れるのです。
また、斑無しの個体の方が出回る数が多いのも斑入り個体が貴重になる理由です。
それ故に枯らしたらショックが半端ないです…。
もし斑入り品種を育ててみたいときは、斑無しの苗で育てて自信がついてから挑戦すると良いでしょう。
ここでは、軟葉系ハオルチア、硬葉系ハオルチア別におすすめ品種を紹介します。
全て私が育てたことがあるものです!
1つ目は旧氷砂糖です。
おすすめする理由は、以下にまとめました。
旧氷砂糖はとにかく、形が可愛いです。
ぷっくりした葉がお花みたいに広がってくれます。
私自身大変お気に入りの品種で、もう何年も育てています!
余談ですが、旧氷砂糖の斑が無いバージョンは玉緑と言うそうです。
2つ目は京の華錦です。
おすすめする理由は、以下にまとめました。
上の写真はあまりきれいな苗ではありませんが、環境が合えば子株をどんどん出します。
やはり緑のみの子株の方が出やすいですが、全斑や派手斑も出てくれることが多いです。
成長も早い方だと思うので、育てていて飽きない品種だと思います。
1つ目は五重塔錦です。
おすすめする理由は、以下にまとめました。
子株に関しては、だいたい1-2年育てたら出てきました。
1つ目は幻の塔です。
おすすめする理由は、以下にまとめました。
こちらも五重塔の白斑と呼ばれる斑入り品種です。
成長がとてもゆっくりですが、逆に形が崩れないので管理はとても楽に思えます。
水分をしっかり蓄えると葉がぱんぱんに膨れ、そこもかわいいポイントです。
子株は、だいたい2年育てたら出てきました。
3つ目はレインワルディー錦です。
おすすめする理由は、以下にまとめました。
別名を鷹の爪錦と言います。
個人的に硬葉系ハオルチア一番のお気に入り品種のため今回紹介させていただきましたが、残念ながら斑入り品種はあまり販売されていないかもしれません…。
しかし丈夫で、紅葉も楽しめ、上へ伸びていく様子も楽しいです。
もし販売されているのを見た際は是非候補のひとつに考えてもらえるととても嬉しいです。
子株は、だいたい2年育てたら出てきました。
今回は、斑入りハオルチアについて紹介しました。
斑入りの世界は奥が深く、そして一度育てたらきっとその魅力にはまってしまうことでしょう。
緑一色の苗の栽培になれたら是非挑戦してみてくださいね。
それでは、しゃちでした。