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1人で過ごすのが大好き、30代の女性です。園芸歴はいつの間にか20年越え。
だけど、ゆるゆるな感じで日々植物を眺めています。
このブログでは経験をもとに、植物栽培を始めたいという方の力になりたいと書いています。

【写真付き】植物発送100回越えの私が多肉植物の梱包方法をご紹介

多肉植物梱包から発送まで
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しゃち Shachi

▼1人でのんびり過ごすのが好きな30代女性

▼好奇心旺盛で色々挑戦する中、栽培歴が20年を超えているという事実が発覚。

日々ゆるゆると植物を育てている経験をもとに、みどりがある暮らしを楽しむアイディアをお伝えしています。

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▼1人でのんびり過ごすのが好きな30代女性

▼好奇心旺盛で色々挑戦する中、栽培歴が20年を超えているという事実が発覚。

日々ゆるゆると植物を育てている経験をもとに、みどりがある暮らしを楽しむアイディアをお伝えしています。

しゃちです。ブログにご訪問いただきありがとうございます。

今は植物も手軽に発送ができる時代ですよね。

メルカリなどのフリマアプリでの取引も増え、その中には植物の売買も当たり前になっています。

そんな中、自分が持っている植物の譲り先が決まったり、知り合いへ送りたい時にするのが梱包。

でも、どうやって梱包したらいいのか悩みませんか?

もるさん

なんか、どうやったらいいのかわからないよ。

そこで、今回は植物店スタッフ時代+フリマアプリでで100回以上植物の梱包と発送をしてきた私が、植物の梱包のポイントを交えつつ写真付きで紹介します。

こちらの記事では主に多肉植物の鉢植えを1鉢~ダンボールを使用しての梱包を前提に書いています。
(ペットボトルや総菜用パックを使用しての梱包方法も今後別途書く予定です)

タップできる目次

用意する物

では、まず梱包をするために何が必要なのでしょうか。

ここでは、以下の2項目に分けて梱包に必要なものをまとめました。

梱包前に植物の下準備で必要なもの

すぐに手順を知りたい場合はこちら

タップで各項目に飛びます。

ティッシュ

ティッシュ

土の表面を覆ったり、葉の保護をするために使用します。

緩衝材にもなるので、便利なアイテムです。

ビニール袋

ビニール手袋

土こぼれや水漏れを防ぐために使用します。

穴が開いていないものを選びましょう。

テープ

テープ

ビニールやティッシュを止めるために使います。

また、最後に紙を張り付ける際にも使います。

セロハンテープやメンディングテープなどしっかり止まるものを用意しましょう。

(緩衝材)

緩衝材

鉢が陶器など割れやすいものを発送する場合は緩衝材(プチプチ等)を巻くようにします。

底から包めば下からの衝撃にも安心です。

梱包で必要なもの

次に、箱の作成や梱包で必要になるものを紹介します。

すぐに手順を知りたい場合はこちら

ダンボール箱

ダンボール箱

植物を配送するために、使用するダンボールです。

メルカリなどのフリマアプリで送る場合や特に見た目にこだわらない場合はリサイクル資材で大丈夫でしょう。

通販などで何か購入した時に配送で使われたものを使用するとお金がかかりません。

もしフリマアプリなどで販売した植物を中古のダンボールを使用して配送する場合
……販売ページや取引画面で一言伝えておくと安心です。

ちなみに、スーパーなどで『ご自由にどうぞ』と用意されているダンボールは汚れがないものを選びましょう。

理由は汚れがあると、小さな虫が発生している可能性があるからです。

しゃち

野菜の箱などだったら余計にいる可能性は高いと思います。

もるさん

可能なら、本や電子機器など無機物が入っていた箱を使うことをおすすめするよ。

反対に、もし誕生日プレゼントで配送するなど、きれいに梱包した方がいい場合は、新品のダンボールを購入するようにしましょう。

新品を購入する場合は、利用する運送会社の規格内で、植物のサイズにできるだけ近い箱を購入することをおすすめします。

しゃち

サイズによって料金が変わってしまうからです。

シャープペン

シャープペン

ダンボールをカットするところの目安で線を引くのに必要になります。

定規

15cm定規

綺麗に線を引きたいとき、できるだけきれいに箱を作りたいときは定規が大活躍です。

30~50cm定規があれば正確に線が引け、きれいな箱を作りやすいと思います。

しゃち

今回は大きな箱を作成する予定はなかったので、15㎝定規を使用しました。

はさみ

はさみ

ダンボールを切るために使用します。

小さいはさみだと厚みに耐えられず破損する可能性があるので、できるだけ大きな鋏、もしくは壊れてもいいものを使用しましょう。

カッター

カッター

こちらもダンボールを切るために使用します。

はさみで切りにくい箇所のカットのほか、空気の通り道用窓を作ったり、段ボールを折り曲げるときにも使えます。

梱包テープ

梱包テープ

梱包のメインとなるテープです。

ガムテープやOPPテープなどしっかり固定できるものを用意しましょう。

下に敷くもの

ダンボールの切ったり加工するのに刃物を使用します。

そのため、床や机を傷つけないように必ず下に敷くものを用意しましょう。

しゃち

私はいつも要らないダンボールを広げて敷いています。

もるさん

傷ついてからでは遅いものね。

白い紙

運送業者の方へのお願いを書くために使用します。

基本白色でいいですが、目立たせたいなら黄色い紙などもおすすめです。

赤ペン

赤いペン

運送業者の方へのお願いを書くためのペンです。

目立たせるために赤いペンを使っています。

梱包をするときに心がけたいこと

では、いよいよ梱包手順……の前に、梱包作業で心がけておきたいことをお伝えしたいと思います。

これを意識しながら梱包するだけでもかなり違うと思うので、是非目を通してみてください。

植物が動かないようにしっかり固定する

植物は生き物です。

配送業者の方は優しく運んでくれますが、それでも箱は移動中にかなり揺れると思います。

もし、中途半端な固定をして植物が動いてしまうと土が零れる、植物が折れてしまうなどの被害が出てしまいます。

そうすると、お届け先の人もショックを受けてしまいますよね。

そうならないためにも、植物の固定は可能な限り厳重に行いましょう。

しゃち

昔勤めていた園芸店では、運送事故に遭った植物がポットから飛び出したり、葉・茎や蕾が折れてしまっていたということがありました。

もるさん

それは、お客様も植物もお店の人も皆悲しいね……。

土こぼれや水漏れが起きないようにする

上記と似ているところがありますが、土こぼれや水漏れが起きないように注意します。

これが起きると、箱から出てきて迷惑がかかるからです。

今回は多肉植物なので、土が零れることの弊害は少ないと思います。

水も私の記事では与えずに発送するので問題ないと思いますが、もしあげてから梱包する場合は特に注意しましょう。

気温に注意する

日本には夏や冬があり、その時期に発送するときは十分に気を付けましょう。

熱さや寒さでダメージを受けてしまう可能性があるからです。

もし心配なら、発送は涼しくなってからすることも考えましょう。

私の経験上、今まで多肉植物を発送して枯れていたという報告は聞いていません。

しかし、ダメージを受ける可能性があることは十分念頭に置きましょう。

梱包サイズをできるだけ小さくする

料金は、梱包サイズによってかなり変わってきます。

梱包サイズとは

高さ(A)+幅(B)+奥行(C)の合計が梱包サイズになります。

例えばヤマト運輸で発送したい場合、合計が72㎝なら梱包サイズは【80サイズ】になります。

梱包サイズとは

以下は各運送会社の料金表の一例です。

例)大阪から東京へ発送する場合の料金

スクロールできます
60サイズ80サイズ100サイズ
ヤマト運輸1,060円1,350円1,650円
日本郵便990円1,310円1,620円
佐川急便1,040円1,340円1,630円
※2024年8月25日現在

1サイズあがるだけでも数百円変わってきます。

そのため、箱を用意する場合も、自分で箱を作る場合もなるべく小さい料金で送れるように心がけましょう!

しゃち

ただし、小さくしすぎると、発送伝票を貼れなかったり、安定感が無くなる可能性があるので、そこは気を付けましょう!

梱包~発送までの手順

では、ここから私がいつもしている梱包の手順をご紹介します。

フリマアプリなどで購入された植物を発送したい方向けに、段ボールを加工して梱包植物のサイズに合った箱を作り出す課程も掲載しています。

タップで各項目に飛びます。

今回は、こちらの植物『硬葉系ハオルチア:鬼瓦』を梱包します。

硬葉系ハオルチア鬼瓦
もるさん

蕾が出てるー!

しゃち

蕾の梱包方法も紹介しています。

発送前の水やりについて

私は、多肉植物は基本土が乾いた状態で発送をしています。

理由は、水でダンボールが濡れる可能性があるのと、季節によっては暑さや寒さで根が傷む可能性があるからです。

また、万が一受け取りが遅くなるとその間暗い箱の中で土がじめじめしたままとなります。

それも根腐れの原因になります。

多肉植物は、乾燥に強い種類が多いのでその点からも配送の際に水はほぼ必要ないと考えています。

しゃち

その代わり、発送する1週間くらい前に一度水やりをすることをおすすめします。

梱包前の植物準備

まずは植物を段ボールに入れる前に、下準備をしていきましょう。

STEP
ティッシュを土の上に巻く

土がポットの表面からこぼれるのを防ぐために、ティッシュを巻きます。

まず、ティッシュを写真のように細くします。

ティッシュを細くする

土の表面を覆うように巻きます。

この時、できるだけ葉の下を通すようにします。

土の表面をティッシュで覆う

巻きました。

ティッシュで覆った

その後、ティッシュの両端をテープで繋ぎます。

外れないようにしたあと、ティッシュだけを水で濡らしましょう。

これでより表面に密着できるので土が零れるのを最小限に抑えます。

しゃち

多少は、万が一の水分不足の対策にもなるかなと思います。

ティッシュを水で濡らす
STEP
袋でポットを包む

さらに水や土こぼれを防ぐためにビニールでポットを包みます。

ビニール袋

袋に入れた後、私はできるだけぴったりさせるのが好きなので、余っている部分はテープで止めています。

ビニール袋をテープで留める

この辺はお好みでいいかと考えています。

しゃち

ただ、沿わせておけば、後々梱包するときに袋がはみ出して邪魔!ということは少ないかなと思います。

そして、私は保護の観点から葉の部分もできるだけ覆っています。

隙間を開けて留める

この時、蒸れ防止のために必ず空気が通る隙間を作るようにしましょう。

今回は硬葉系ハオルチアなので、葉がとても硬く衝撃で取れることもありません。

サボテンなどの棘がある植物も袋で覆うことで多少はけが防止にもなるでしょう。

もるさん

種類によっては刺さると痛いからね、本当に……。

しかし、セダムやエケベリアなどの場合、ちょっとしたことで葉が取れてしまいます。

もし袋で葉を包むことによって葉が取れてしまいそうなら、できるだけふんわりと包むことをおすすめします。

もしくは、梱包する際にダンボールに葉が当たらなそうなら「鉢部分だけを袋で包む」でもいいと思います。

その際でも、土が零れないように、根元で袋を固定しましょう。

ふんわりと包む
STEP
土が零れないかをチェックする

ここで一度、土が零れないかをチェックしましょう。

方法は簡単、植物を持って傾けてみます。

そして、軽く優しく振ってみましょう。

これで零れなければ大丈夫です。

軽く振ってみる
STEP
尖っている部分を保護する

今回の植物は葉の先端が鋭くとがっている子です。

そのため、そのまま梱包してしまうとダンボールに当たる部分で先端がつぶれたり折れてしまう可能性があります。

そこで、ティッシュなどを使って更に保護しておくと安心です。

尖っている部分をティッシュで覆う

少しでもダメージが心配な場合はこの作業をしておくことをおすすめします。

しゃち

配送中は何が起こるかわかりませんからね。

これで植物の前準備は完了です。

STEP
鉢を保護する

もし、植物を植えている鉢が陶器などの割れやすい鉢の場合は、念のため鉢をプチプチ等の緩衝材で包んでおきましょう。

これで、もし外部から衝撃が加わっても緩衝材が和らげてくれます。

緩衝材は厚さにもよりますが、粒の直径が10mm、粒の高さが3.5mmの一般的なプチプチなら2重にして包むと安心です。

しゃち

ポリポットなど、割れる心配がない場合はこの作業は不要です。

梱包編

次に梱包をしていきます。

今回は、フリマアプリを通して送るという内容でするため、段ボール箱を解体しながら作っていきます。

自分で箱を作る場合、見た目がどうしても歪みやすいです。
フリマアプリの場合は事前に商品の説明文へ記載しておくとお互い安心です!

一から作るのが面倒な方や、見た目を重視する場合は、最初から送る植物のサイズに合わせたものを使いましょう!

その方が時間も手間もかからずに済みます。

ただ、自分で箱を作れるようになると、植物に限らずどんなものでもその物に合った最小梱包サイズで送れるようになります。

また、通販等で購入した時の段ボールを取って置けば、資材を買う必要もないので節約にもなります。

もるさん

時間を取るか、お金を取るかだね。

しゃち

この2つはいつもトレードオフですよね。

ご注意

今回の流れはあくまで一例です。

ダンボール・植物のサイズや形、大きさによってダンボールのカットする場所や貼り合わせる場所などは変わります。

基本は植物が安全に運べる事を念頭に置きながら梱包すれば問題ありません。

また、もし足りない面があったりしても貼り付ければいいだけなので、臨機応変に対応するようにしましょう。

実際私はあまり計画性が無いので、作業をしながら貼り足したり切ったりするところを決めています。

STEP
ダンボールの加工サイズを決める

まず、段ボールをどれくらいのサイズにカットするかを決めます。

今回はこちらのダンボールを使用します。

ダンボール箱

梱包する植物を箱の中に置いてみて、サイズをチェックします。

今回は、奥行きがちょうどよさそうだったのでその幅で使おうと思います。

箱の中に植物を入れてみる
STEP
ダンボールをカットする

カット線を引きます。

植物にぴったり過ぎると後で梱包材の厚みが出た時に収まらなくなってしまうので、私は植物から2-3㎝離して線を引いています。

定規を使って引くと仕上がりがきれいになりやすいです。

線を引く

引きました。

この線に沿ってはさみかカッターで切ります。

線でカットする

切ったら上面も同じ幅でカットします。

同じ幅でカットする

切ったら切り分けた二つを重ね合わせて、箱の形にしてみます。

そして、植物を置いてみましょう。

切った段ボールを重ね合わせてみる

空間に少し余裕があればOKです。

あとは、バランスは大丈夫かをチェックします。

しゃち

ぐらぐらしないか、箱がのっぽさんになって簡単に倒れないか確認しましょう。

今回は、外側を無地にしたかったのでダンボールの内面を外側に持ってきました。

ちなみに、重ねて厚くなった部分はどちらかダンボールを切り落としてしまって大丈夫です。

STEP
ダンボールを貼り付ける

カットしたダンボールはそのままでは当然平面のままです。

そこで、立体にするために底の角になる部分を貼り合わせます。

角を止める

梱包テープを貼り付けます。

テープで貼りつける
もるさん

この作業は性格がでるね。

しゃち

ちなみに私は写真の通りの性格です。

写真の角は内フラップをつけ忘れてしまいました。

内フラップ

これが角にないと、強度が弱くなり何かの衝撃で箱が破損してしまう可能性があります。

そこで、補強のためにダンボールパーツ(余っているダンボールから切り出す)を内側に貼り付けます。

補強用段ボール

外れないようにしっかりとテープで固定しましょう。

これを貼ることで強度が上がります。

ちなみに、底になる部分は外に貼らないようにしましょう。

しゃち

傾いて安定感が無くなってしまいます。

補強パーツを貼り付けた状態

内フラップがある方もテープで留めておきました。

内フラップをテープで留める
STEP
箱の高さを決める

次に箱の高さを決めます。

もう一度植物を中へ入れます。

植物を箱へ入れて高さを確認する

今回は蕾もあるので、少し高めになりますね。

定規で植物の先端から約2-3cmのところで線を引きます。

線を引く

これも、上からもし衝撃があったときに植物に当たらないように余裕を持たせています。

特に、トラックの中では上に物を乗せられる可能性があります。

天井がへこんでしまうと、植物に被害が及ぶ危険があるため、多少衝撃があっても植物に当たらないように配慮しましょう。

STEP
天井部分を作る

現在のダンボール箱は正面に全く面がない状態です。

そのため、線より上をカットする前に、天井と正面のダンボールを確保しておきます。

STEP
縦に切り込みを入れる

まず、引いた線まで箱の角を縦に切ります。

縦に切り込みを入れる
STEP
内フラップを作る

次に、横の部分を内フラップになるところを残して切り落とします。

大体2-3㎝幅で切ればいいでしょう。

内フラップを作る
STEP
線で折り曲げる

引いた線でダンボールを折り曲げます。

この時、何もせずに折り曲げると折り目が歪になりやすいです。

そのため、一度はさみやカッターの背の部分を使って軽く溝を入れてから曲げるときれいに曲げられます。

強く押し付けないようにだけ注意してください。
溝が深くなりすぎて曲げた部分の強度が落ちたり、最悪切れてしまいます。

曲げるところをはさみで溝を入れる
STEP
曲げた状態

綺麗に曲げることができました。

曲げる

ここであることに気がつきました。

それは……天井として作った面の方がきれいに自立するということです!

そのため、急遽箱の天地をひっくり返して使うことにしました。

しゃち

手作業での工作ですので、こういうことも多々あります。

もるさん

臨機応変に対応することが大事だね。

ひっくり返した箱

ひっくり返した箱

そのため、新しく床になった面の角をテープで貼り合わせました。

角をテープで留める

最初に貼り合わせた元床の角は、残念ですが一度剥がしました。

梱包がしやすいように最後に貼りなおすことにします。

正面は下から持ち上げるのでこんな感じです。

正面のダンボールを持ち上げた図
STEP
植物をダンボールでくるむ

植物をダンボールでくるみます。

複数植物がある場合は、この方法はちょっと大変です。

しかし、配送時の安全面で考えるとただ箱に入れて緩衝材を詰めるより高いと思います。

STEP
ダンボールを用意する

まずは植物より高く、植物を一周できる幅のダンボールを用意します。

植物を一周できる幅のダンボール
しゃち

これも、取って置いてあるダンボールがあればそこから切り取ればいいでしょう。

STEP
ダンボールを巻き付ける

植物がつぶれない程度にできる限りきつめに巻きつけ、テープで外れないように固定します。

ダンボールを巻き付ける
STEP
ダンボールに切れ込みを入れる

次に、配送中の衝撃で植物がダンボール内で浮き上がらないように更に加工をします。

上の部分を数か所、4-5cmほどの切れ込みを入れます。

切れ込みを入れる
STEP
切れ込み部分を重ね合わせる

切れ込みを入れた部分を重ね合わせてテープで留めます。

切れ込みを重ねる

こうすることで、上の空間が狭くなり、上下に植物が跳ねあがる心配が少なくなります。

切れ込みをテープで留める
STEP
蕾を固定する

蕾が伸びている場合は、揺れないように固定しておきましょう。

これも配送中に揺れて折れたり、負担がかかって到着後に開花せずにしおれてしまう可能性があるからです。

しゃち

園芸店で働いていた時、多肉植物ではありませんが、「到着した後付いていた蕾が咲かずに悲しかった」というお客様のお声を頂いたことがあります。

そこから今回の方法で対処するようにしたところ、そういうお話はなくなりました。

蕾付きで植物を送る場合は、是非以下の作業もしてあげてくださいね。

ただし、蕾付きで送るとその分高さが出て、配送料金が上がる可能性があります。
もし可能なら、フリマアプリの場合、「事前に蕾が出ている場合はカットして発送します」と書いておいたり、知り合いに送る場合も一言お伝えすると安心ですね。

STEP
ティッシュを折る

方法は簡単です。

ティッシュや新聞紙を細長く折ります。

私は三つ折りにして約2-3㎝幅にすることが多いです。

しゃち

蕾が大きい場合は必要に応じて幅を変更してください。

ティッシュを三つ折りにする
STEP
蕾を挟んで固定する

蕾が揺れ動かないように、折ったティッシュや新聞紙で挟んでダンボールにテープで固定します。

蕾を留める

蕾がダンボールに沿う形で梱包できるようなら、ティッシュとダンボールで固定する形で大丈夫です。

それが難しい場合は、両側から挟んであげるとより安定感が増します。

両側から固定する
STEP
植物が動かないかを確認する

植物が動かないかを確認しましょう。

包んだダンボールを少し傾けて、優しく上下に振ります。

これで植物が動いている様子が無ければ大丈夫です。

軽く振る
STEP
箱に貼り付ける

外箱に、植物を包んだダンボールを貼り付けます。

貼り付けるときは、外れないようにガムテープやOPPテープでしっかり貼り付けましょう。

しゃち

側面は勿論、底もしっかり貼り付けます。

植物をくるんだダンボールを外箱に固定する
STEP
空気窓を開ける

ふたを閉じる前に、空気窓を作ります。

これが無いと、新しい空気が入らず淀んだり、暑い日は内部温度が上がってしまうからです。

植物がないところの面を狙って、カッターで開けます。

しゃち

私は大体1.5~2cm程度の窓を1-2か所に作っています。

空気窓を開ける

写真では箱を閉じていますが、閉じる前に作業した方がやりやすいです。

STEP
箱を閉じる

ここまで来たら、全ての角をテープで貼り合わせて箱を閉じましょう。

今回はフラップを作れなかった角が多かったので、外から補強用ダンボールを貼り付けています。

そのため、形が歪になってしまいました。

しゃち

器用な人はきっともっと綺麗に作れるのでしょう…(遠い目)

もるさん

見た目も大事だけど手作りだとある程度仕方ないし、植物の安全が第一だから過度に気にしなくていいと思うよ。

箱を閉じる
STEP
お願いメモを貼る

最後に運送業者の方に向けてお願いメモを貼りましょう。

お願いメモを貼る

貼る時は、なるべく上の面の端に貼ります。

しゃち

後々伝票も貼り付けるスペースが必要になるからです。

心配なら、発送場所に一緒にメモを持って行って、伝票を貼った後に貼るのもおすすめです。

この作業は任意ですが、先方からするとこう思ってくれるはずです。

もるさん

植物のことを考えてくれる丁寧な人だ!

また、運送業者の方も配慮してくれる可能性も高くなるでしょう。

私はいつも以下のような文章を赤いペンで書いています。

運送業者様へ

いつもありがとうございます。

こちらには植物が入っています。

お手数ですが、優しくお取り扱いをお願い致します。

ただ、箱のサイズによっては全文書くのが難しいと思います。

最低でも植物が入っていることと優しく運んでほしいという旨は伝えるようにしましょう。

注意

このメモはあくまでお願いです。

仮に運送事故が起きても、「メモ読んでなかったの!?」というクレームは入れないようにしましょうね!

しゃち

事故が起きてしまった時は、まずは冷静に運送会社へ連絡するようにしましょう。

発送

ここまで来たらいよいよ発送です。

発送場所は各運送会社のホームページをご確認ください。

しゃち

最近はコンビニから発送できるところもあるみたいですね。

もるさん

メルカリとかも配送方法によってはできるよね。

発送するときですが、伝票以外にも貼り付けてほしいものがあります。

それは、荷物に貼るシールです。

これを貼っていると、さらに配送してくれる人が気を付けて運んでくれる確率がアップします。

しゃち

実際、園芸スタッフ時代も発送する荷物には全部シールを貼っていました。

運送会社によって名称は多少違うと思いますが、以下の3つのシールは貼るようにしたいです。

  • この面を上に
  • この上に物を置かないで
  • 壊れ物注意

参考に……ヤマト運輸のシールは企業サイトで見つけましたので、リンクを貼っておきます。(外部リンク)

各運送会社へ持って行ったときに、貼りたいと伝えれば持ってきてくれるはずです。

コンビニから発送する場合

コンビニから発送する場合でも、運送業者によって有無はありますが、店員さんに伝えれば発送時に出してくれることが多いです。

しゃち

少なくとも、私が今まで出してきた中で、ヤマト運輸のシールは何処のコンビニでもありました。

もるさん

取り扱いがあるか心配なら一度お問い合わせすることをおすすめするよ。

ここで一つ気を付けたいことがあります。

たまに店員さんが「後で貼っておきます」と言ってくれることがありますが、基本自分で貼るようにしましょう

店員さんは色々仕事があります。

もしそう言ってくれても、忙しかったら忘れてしまうかもしれません。

そのため、できるだけその場でシールを持ってきてもらい、自分で貼るのが確実です。

まとめ

今回は、多肉植物の丁寧な梱包方法をお伝えしました。

梱包は初めてだと心配な部分も多いと思います。

しかし、とにかく植物の安全を第一に考えて行えばそれほど難しいことはありませんので、是非挑戦してみてくださいね。

それでは、しゃちでした。

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