
しゃち
Shachi
ブログに訪問いただきありがとうございます。
1人で過ごすのが大好き、30代の女性です。園芸歴はいつの間にか20年越え。
だけど、ゆるゆるな感じで日々植物を眺めています。
このブログでは経験をもとに、植物栽培を始めたいという方の力になりたいと書いています。
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この記事は、 こんな方に向けて書いています
しゃち Shachi
▼1人でのんびり過ごすのが好きな30代女性
▼好奇心旺盛で色々挑戦する中、栽培歴が20年を超えているという事実が発覚。
日々ゆるゆると植物を育てている経験をもとに、みどりがある暮らしを楽しむアイディアをお伝えしています。
しゃち Shachi
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しゃちです。ブログにご訪問いただきありがとうございます。
軟葉ハオルチアを育てていると、色々問題が出てくることありますよね。
私は、以前葉挿しをしました。
ただ……根が出てこない。何か月経っても葉ばかり出てくる。
しまいには、夏の管理ミスで状態が一気に悪化という事態に。
しかし、そこからある方法を実践したら無事復活&安定させることが出来ました!
そこで、今回は実際に腐りかけていたハオルチアから見事発根、復活させた方法をご紹介します。
この方法を使えば、根がない軟葉ハオルチアの株をお迎えした時も役に立ちます。
まず、今回の軟葉ハオルチアがどのような状態だったかを紹介します。
それはハオルチアの葉挿しをしていた時に起きた問題でした。
下の写真が親株です。
この株から葉挿しを行い……。
無事沢山新しい葉っぱが誕生しました。
しかし、この時からなかなか根っこが生えてこなかったのです。
しかし、私の管理ミスにより高温化で蒸らしてしまった結果、以下のような状態に……。
色が悪くなり、しわも入るくらい弱ってしまいました。
さらに根も生えていないため、このままでは水分を補給できない状態。
このままじゃ枯れちゃうー!
そう思った私は、株を安定させるためにも根を生やす対策を行いました。
では、まず発根をするために必要な材料です。
といっても、特別な道具は必要ありません。
以下の3つを用意しましょう。
軟葉ハオルチアを養生するための鉢やポットを用意しましょう。
サイズはハオルチアに合わせて用意すれば大丈夫です。
今回は、子株だったので卵パックを使用しました。
土は必ず赤玉土など無菌の土を使うようにしてください。
理由は、腐りかけの弱っている軟葉ハオルチアに雑菌が入るとあっという間に枯れてしまう可能性があるからです。
赤玉土は種まきやハオルチア用の土にも使えるので、持っていて無駄になることは少ないですよ!
穴が開いていない、口をしっかりしばれる袋を用意しましょう。
透明な袋だと日中の管理が少し楽になりますよ。
では、材料が準備できたところで発根させる方法をご紹介します。
タップで各項目に飛びます。
まず、軟葉ハオルチアを数日~1週間ほど明るい日陰で乾かします。
根本などが湿っている状態ですぐに植えこむと、ただでさえ加湿で腐りかけなので枯れる可能性が高まるからです。
すこし安静にさせてあげる感じだね!
軟葉ハオルチアが乾かしたら、植え付けの準備をします。
ポットや鉢に赤玉土を入れましょう。
卵パックを使う場合は底に穴を開けて、
不織布などを敷いてから土を入れてください。
土を入れたポットを袋に入れます。
その後、ハオルチアの根元を土に埋めてください。
枯葉などついていたらこのタイミングで取り除いておきましょう。
ただし、簡単に取れない葉はそのままにしておいてもOKです。
最後に、土が湿る程度に土を濡らします。
これで準備は完了です!
発根するまでは、15~25度くらいの場所に置きましょう。
熱すぎても寒すぎても軟葉ハオルチアは成長する元気が出ないからです。
ここから、発根まで毎日する作業があります。
それは、夜は息を入れて袋を膨らませて縛る、日中は袋の口を開けておくことです!
実はこの作業がとても大切で、これをすることで根が生えて復活しやすくなるのです。
この作業を発根するまで毎日繰り返します。
発根させるのに、いちばん大切な作業時間が夜です!
まず、袋内に息を吐き入れます。
そして、袋が膨れたら口を結んで空気が逃げないようにします。
(結ぶ時はすぐほどけるように1回で大丈夫です)
日中は、袋の口を開けて風通しを良くしておきます。
この時、日が当たらない明るい日陰に置いておいてください。
夏などは、蒸れないように袋を底の方へ下げておくといいでしょう。
夏以外の季節だと、透明な袋を使えば毎日下げなくても光が入るので口を開けるだけで済みますよ!
ここまで、発根させるための方法をご紹介しました。
しかし、『4.発根までの管理』でどうして夜に袋へ息を入れたり縛ったりするのか疑問に思った方もいると思います。
そうだよ、なんでそれで発根しやすくなるの?
もちろん、ちゃんと理由があります。
それは、軟葉ハオルチアがCAM植物(CAM型光合成をする)だからです。
CAM植物(CAM型光合成)とは……
多肉植物などが水分の蒸発を防ぐために進化させたしくみです。
暑くて蒸発の激しい昼間は気孔を閉じています。
そして、夜だけ開けてCO₂を取り込む→昼にそのCO₂を使って光合成をし、エネルギーにするのです。
このCAM植物の特徴は、 昼間は気孔(葉っぱの小さな穴)を閉じて、夜に気孔を開いて呼吸をするということ。
つまり、湿らせた土に植えこみ、夜に息を入れて縛ることで、
というCAM植物である軟葉オルチアにとって「夜の呼吸」がしやすい環境となり、根を出すエネルギーにもつながるというわけです。
最後に実際に私が腐りかけた軟葉ハオルチアから根が出て、復活させた様子をご紹介します。
9月になったとはいえ、まだまだ高温の日が多い中、葉挿しのハオルチアが大ダメージを受けていることに気が付きました。
すぐに土から取り出し、日が当たらないティッシュの上で乾かしました。
まだ乾燥させている途中ですが、落ち着いてきたのか根元が少し緑色に戻ってきた気がします。
もちろん、全体的には色が黒いですが……。
乾燥開始から約2週間後、土に植えました。
この日から発根するまで毎日、袋を縛ったり開けたりする生活が始まります。
ちなみに、作業を忘れないようにいつもパソコンを触っているデスクに置いて管理しました。
赤玉土に植えてから約20日後。ついに発根しました!
土の上で育てていた時は葉っぱばかりで全く根が出てこなかった子たちでした。
しかし、この方法を試したら思った以上に早く出てきてくれたので嬉しかったです。
根っこも白くて細かい毛も生えてていい感じだね!
さらに10日後。
親葉が取れたタイミングで子株がバラバラに分かれました。
葉の色もきれいな緑色になって一安心です。
場所整理のために、種を蒔いている卵パックに引っ越してもらいました。
生まれたての子たちと比べても明るいグリーンになりましたね。
部屋の中でぬくぬく育っているので、葉もぷっくりしてきました。
春になり、成長が本格的になった結果、ついに土の表面にも根っこが見えました!
ここまで来ればもう大丈夫でしょう。
後は、軟葉ハオルチアの土に植え替えて少しずつ大人の苗と同じ環境下に慣らせば親と同じ形になっていくはずです。
今回は、腐りかけて根っこがなかなか出てこないハオルチアを復活させるための方法をご紹介しました。
色が悪く、しわしわになって、さらに発根もしないとなると諦めてしまいそうになります。
しかり軟葉ハオルチアは案外強い子が多いです。
諦めずに、この方法を試してみてくださいね。
それでは、しゃちでした。
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